近年,建築やインフラの持続可能性と安全性が社会的に重要視される中,より精度の高い構造解析技術の追求が不可欠となっています。そこで本研究室では,有限要素法を用いた鋼コンクリート混合構造建物の時刻歴応答解析法の開発と,その解析法を利用した被災建物の地震応答シミュレーションを行っています。 解析法の開発では特に,建物の地震時挙動を三次元骨組モデルで高精度に予測する技術の開発に取り組んでいます。また,AI技術や最適化アルゴリズムとの融合を進めることで,設計プロセスの高速化と精度向上を目指す研究も進めています。 これまでに,熊本地震で被災した建物の現地調査結果と解析結果とを照らし合わせ,倒壊・損傷要因の把握に関する研究等も行っています。 数値実験による力学的挙動の数式化や可視化を行っておりますので,解析・プログラム作成依頼等ありましたらご連絡ください。
研究で使用している汎用FEMソフト,数値計算ソフト,プログラミング言語を紹介します。